久高島民族資料室で見たものは
イシキ浜で癒された俺はあらためて宿に向けて歩きだした。
でも東側の道はもうイヤだな。ちょっと遠回りだけど中央の道で戻ろう。
どうせだから途中の久高島宿泊交流館で一休みするか。
意外なものを発見
ここを利用したことはない。民宿でも旅館でもないんだよね?ユースホステルみたいなもんかな?まるで林間学校で利用しそうな施設に見えるけど。
http://www.kudakajima.jp/kouryuuukan.html
ここには久高島の歴史や文化などの貴重な資料が集められた「久高島民族資料室」が併設されている。
比嘉康雄氏の写真集などが展示されている。その他イザイホーの写真も。真剣に久高島のことを学ぶならここに缶詰になって資料を読み漁るといいかも。
何度か来てるんだけどマジメに見た試しがない。今日ぐらいはちゃんと見学するかとケースを覗いてたら・・
うお!なぜこれがここに!?
久高島では岡本太郎氏の話はタブーだと思っていたのだが・・
あれは悲しい事件だった。この話を知る人なら氏の行為を許しはしないだろう。俺も許しがたい行為だと思っている。一方、写真家として当時の沖縄の姿を内地に伝えた功績は大きいともされている。その事件のことを含むか否かは別として。
氏を擁護する気は無いけど、後に氏の創り上げた作品からは「生」に対する強い力を感じる。当時の沖縄の人たちが必死に生きて行く姿が氏に大きく影響を与えていたことは間違いないだろう。
軽いめまいを感じつつ、ふと年中行事の資料が目に入った。祭祀はすべて旧暦で行われる。祭祀のタイミングで島に来たことがないな?いつか来てみようか。そういえば島の男性が「何をするんでも暦を気にするから大変さ」と言っていたな。
さんざん歩いて宿に帰還。時刻は14時。とくじんさんでそば食べてこよっと。