斎場御嶽へ行こう!
久高島へ行く人は必ず訪れるであろう場所。世界遺産(世界文化遺産)でもある本島南部の人気スポットだ。
斎場御嶽とは
御嶽というのは神が来訪する場として祀られる神聖な場所。祖先神を祀ることも。
離島へ行ったとき、「御嶽には絶対に入ってはいけないよ」と言われる。沖縄の歴史と文化を尊重し、そして神聖な場所ゆえに、絶対に入らないようにしたい。
さて、斎場御嶽は入れるワケだが、まぁ世界文化遺産でもあるしぃ、チョーすげえパワースポットだしぃ、今の時代ゴニョゴニョ
オホン、ここで斎場御嶽のマップを見てみよう。
緑の館(管理事務所)でもらえるリーフレットにも地図は載っているけど、めちゃめちゃハショられてる。
ポイントとなる主な拝所(うがんじゅ)は、
ウフグーイ
ユインチ
シキヨダユル・アマガヌビー
アマダユル・アシカヌビー
サングーイ
チョウノハナ
の6か所だ。(地図上のオレンジがそれ)
入口となるウジョウグチの足元右側に6個の香炉があり、先の拝所を表しているという話だが、どれがどれに該当するのかはわからない。
サングーイまで進むと左手に久高島を眺められる拝所がある。しかしこれは史実にない。岩があったらしいが、それが近世で崩れたことによって登場した7番目の拝所と言われている。
参拝の順序だが、これもいくら調べてみてもわからなかった。係員にも聞いてみたが知らないという答えだった。ウローカーでみそぎをしてからウジョウグチを通ることだけは明らかなようで、俺はウローカーへ立ち寄った後、ウジョウグチで挨拶し、腕時計を左手から右手に付け替えて、あとは道順に廻ることにしている。
ちなみに2010年まではウジョウグチの手前からウローカーへ行くことができたようだが、道が崩れてしまったために今は行くことができない。ウローカーに寄りたい人は国道331号線からアプローチしよう。
腕時計を付け変えるのは、言い伝えでは草むしり等で男子が御嶽に入るとき、服を右前にして(つまり女装して)入ったことに倣ってのこと。
敷地内は石畳の上を歩き、外にはみ出てはいけないとの話を聞いたことがある。石畳が結界?の役目を果たしているらしい。
斎場御嶽の拝観時間は09:00から18:00(入館は17:30まで)だ。拝観料は大人¥300、子供¥150、駐車場も完備されているが、シーズン中はかなり混雑する。お勧めの時間帯はもちろん朝一番。昼ともなると観光客であふれ、サングーイはイモ洗い状態になる。ぜひ誰もいない朝一番に行き、凛とした雰囲気に触れてみて欲しい。
http://okinawa-nanjo.jp/sefa/
久高島へ行く人ならおそらくバスで移動してくるだろう。(俺だけか?) 東陽バス38番志喜屋線のバスに乗り、バス停「斎場御嶽入り口」で下車すればオケ。バス停から国道331号線をバスが走ってきた方向を戻るように歩けば下のような「ウローカー」という看板が見えてくる。
09:00の開館から30分ほどで参拝し、09:30には安座真港へ向けて出発すれば10:00のフェリーに乗れるだろう。(若干小走りが必要)
というわけで、離島大好きっ子の視点で斎場御嶽を紹介してみた。
ユインチなどの配置が首里城と一致しているとか、ウフグーイは聞得大君が・・などはネットでいくらでも情報を拾えるので、そちらを見てね(他力本願)
最後に
御嶽は冒頭でも触れたとおり、とても神聖な場所です。沖縄が長い間大切にしてきたものであり、立ち入ることはもちろん、そもそもこのような紹介すら嫌がる人も少なくありません。斎場御嶽を立ち入り禁止にすべきという意見を聞くこともあります。また、心から沖縄が好きな人の中には斎場御嶽へ行かないという人もいます。(離島大好きっ子も悩みます・・)
それだけ大切な場所であるということを心にとめた上で訪れていただきたいと、離島大好きっ子は願います。