沖縄・離島の旅

離島大好きっ子の沖縄・離島の旅

島のものを持って帰ってはいけないとは?

 

たぶん生まれ変わったw

生まれ変わったせいか腹が減ってきたので宿に戻る。

島の中央の道で戻りたいんだけど、歩きまくったし泳いだし、少し疲れてる。

東側の道から一気に戻るか。

島の東側の道

島の東側の道

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イシキ浜のお話

とはいっても東側の道はあんまり好きではないんだなぁ。

中央の道と西側の道は歩いてて楽しいのだけど、東側の道は海側に広がるフクギのせいか・・うんちょっとなんか好きになれないのだ。

日陰もあるよ

日陰もあるよ

自転車で来れば良かったかなーと少々後悔気味。

さらにここまでの道程を振り返ると次に導かれる場所が決まってるし・・

腹も減ってるし疲れてるからまっすぐ帰りたいんですけどー

ハイ、到着☆

イシキ浜を案内する手作り看板

イシキ浜を案内する手作り看板

まぁまぁ寄ってけやー

はいそーですかー

こうなったら瓢箪でも白壺でも拾っちゃうぜー
な勢いでビーチに出る。

残念。瓢箪も白壺も見当たらない。

残念。瓢箪も白壺も見当たらない。

マジメにイシキ浜のことを書こう。

イシキ浜といえば様々な祭祀が行われる、これまた神聖な場所である。久高島で神聖じゃない場所ってあるのかな?

ここでも書いたけど、久高島に伝わる五穀の神話で登場する、アカチュミー・シマリバー夫妻のシマリバーが瓢箪(白壺)を拾ったのがここイシキ浜だ。イシキ浜の向こうにはニライカナイがあるとされ、そもそも瓢箪(白壺)はニライカナイからアマミキヨが流したといわれている。瓢箪(白壺)には五穀などの種子が納められ、これをきっかけに五穀が広まったというのが神話の内容だ。

そして久高島の話をネットで検索すると「島のものを持って帰ってはいけない」という話をよく見かけるが、多くはイシキ浜のことを差しているようだ。イシキ浜には丸くて軽く、白いキレイな石(たぶんサンゴ)や貝殻がたくさんあり、これを持って帰ってしまうと災いがふりかかる的なアレである。

こんなのとか

こんなのとか

どうなるかというと、原因不明の熱を出して体調を崩してしまうのだそうだ。それは病院へ行っても治らないという。
島の方から聞いた話だが、その方の友人が島外から遊びに来た際に石を黙って持ち帰り、やはり熱を出して具合が悪くなったそうだ。島の方がまさかと思い、石を持って帰ったか尋ねたところ、それが発覚し、慌てて返したら熱は収まったという。ホントかな?
これが意外と多い話なのだそうだ。自分で返しに来る人もいれば、宅配便などで送ってくる人もいるとのこと。宅配便ってアリ?

そもそも「島のものを持って帰ってはいけない」というのは、「それはそこにあることが自然(当然)なことであり、それをよそへ動かす(バランスを崩す)ことがいけない」という意味だったと俺は記憶している。久高島のイシキ浜に限らず、もしかしたら全ての島に言えることなのかもしれない。

まぁ信じるか信じないかはあなた次第ってことで。

ちょっとアレな話をしたけど、イシキ浜ってとっても気持ちの良い場所なのだ。疲れていたはずだけど深呼吸をしているうちに忘れてしまったよ。ありがとうねぇ(´▽`)ノ♪

イシキ浜に咲くグンバイヒルガオ

イシキ浜に咲くグンバイヒルガオ

 2012年5月 久高・阿嘉
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