沖縄・離島の旅

離島大好きっ子の沖縄・離島の旅

伊是名集落と田舎の婆さんち

 

伊是名集落まで歩いてきた。

伊是名島にある集落(内花、諸見、仲田、勢理客、伊是名)の中でもっとも古民家の多い集落かな。

伊是名集落にある銘苅家住宅(めかるけじゅうたく)

伊是名集落にある銘苅家住宅(めかるけじゅうたく)

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伊是名島の散策と民宿

銘苅家住宅は昔の偉い人が住んでいたお屋敷。今は重要文化財として保全・公開されている。ちなみに1987年ぐらいまで人が住んでいたらしい。
ここも映画「さんかく山のマジルー 真夏の夜の夢」のロケ地。近くにこんな↓看板が立てられている。

当時の映画の撮影スタッフが作ったんだっけ?

当時の映画の撮影スタッフが作ったんだっけ?

看板はこれだけじゃない。主要なシーンのすべてのロケ地にこの看板が立てられている。風景に溶け込んでいるか否かは別として、こういったアピールは大切だろうな。

宿のある伊是名集落は400年以上も昔に誕生したらしい。拡張された道路を除くと区画はほぼ昔のままなのだそうだ。それほど広い集落でもないし古民家だらけというわけもないが、フクギとサンゴの石垣の集落を歩いてるととても気持ちがいい。素敵な集落である。

趣のある集落

趣のある集落

さて宿に到着。だいぶ歩いたけど伊是名集落にある民宿を選択して正解だったな。

で、宿に誰もいないんだが(汗)

宿主のおかあ(ときわの女将さんは「おばあ」ではなく「おかあ」と呼んだ方が良いらしい)は出かけてるのかな?何時に着くか伝えてなかったし、荷物だけ縁側に置かせてもらってまた集落をぷらぷら散歩してくるか。

というわけで伊是名ビーチ

というわけで伊是名ビーチ

小さな港のとなりがビーチだ。写真では左側がビーチで右側が港。ここも「さんかく山のマジルー 真夏の夜の夢」のロケ地だったね。「パイナップルツアーズ」でもロケ地だった。俺的には後者の方が印象的だった。
パイナップル~は三人の映画監督によるオムニバス形式。そのうちの一人がさんかく山~の監督である中江裕司さん。伊是名島の予習なら両方見た方が良いかも。ただしパイナップル~はちと覚悟が必要かな(汗)

しばらくぷらぷらして宿に戻る。1時間ぐらい経ったか。

やっぱり誰もいない・・

やっぱり誰もいない・・

しーん・・

おかしいな。電話してみるか。

ぷるるるるー

宿の電話が鳴るも誰も出ない・・

いいや。そのうち戻ってくるだろ。縁側で待とう。しかし蚊が多いな。喰われて痒いよ。えーっと蚊取り線香がその辺にあるよな。宿の鍵かかってないしな。(勝手知ったる他人の家w)

そうこうしてるうちに17時。

おかしい。誰も帰ってこない。もしかして俺って忘れられてる?(汗)

確か最終のフェリーが港に着くの16時半だったよな。となるとだよ?俺の予約が入ってるワケだからその時間には宿に誰かいるよなぁ・・今何時?17時?やっぱ忘れられてる?(爆)

継続的縁側でヘロヘロな俺。そこにようやくおかあが帰ってきた。ぼっちで寂しくて死ぬところだった。ウサギは一羽だと死んじゃうって柏木小雪が言ってた。

俺:ちーす☆お世話になりまーす

宿:ああいらっしゃい。待たせちゃってごめんね。

俺:おかあどこへ行ってたん?

宿:うん、婦人会。

俺:(をいwww)

まぁ離島の宿ってこんなもんだ。最高に楽しいぞ(笑)普通の人なら怒るのかもしれないけど島旅に慣れてくるとなんとも思わないw

宿の宿泊客は俺一人。食事は居間で頂く。おかあは膝を痛めていたようで片足を引きづっていた。宿のスタッフはもちろんおかあ一人である。そのおかあがたった一人の俺のために夕飯の支度をしてくれている。胸が痛む。その夕飯がこちら↓

夕食

夕食

やっぱ美味ーい(´▽`)ノ♪

見た感じとてもシンプルなメニューなんだけど宿のごはんって美味いよな。きっと何か見えない力で勝手に脳内解釈してるんだろうなw

そんなおかあは俺の食事の後に自分の食事を摂っている。おかずの品数は俺よりシンプルである。非常に恐縮である。胸が痛む。ってか居間で二人でテレビを見ながら平和な夜であるw

まるで田舎の婆さん宅に泊まりに来たような感じだ。胸は痛むがとても居心地が良くて落ち着くよ。民宿っていいよね♪

 2010年7月 島旅
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