小浜島へ
八重山の二日目、黒島を一通り遊んだ俺達は石垣島へ戻り、石垣港の近くにある「まーさん道」で昼食をとることにした。
石垣島を経て小浜島へ
「まーさん道」さんは訪れた旅行客がその証を残すことで有名。壁には大量の名刺やら航空券やら期限の切れた定期券やらが貼り付けられている。俺も名刺を一枚残してきた。何か意味があるわけでもないけど。
数日後、石垣島を訪れた旅仲間が俺の名刺を発見したらしい(笑)
そして向かうは小浜島。
小浜島
面積は7.84km2、人口は約600人。
NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」の舞台となった島。
島はそこそこ起伏に富んでおり、自転車で周るのはちょっと覚悟が必要。原チャリの方がラク。
石垣港から高速船で約25分。
はて?
高速船内はハイソでセレブな空気が・・
そう、小浜島には高級リゾートがいくつかある。
http://www.nanseirakuen.com/
そこへ向かう宿泊客達であった。
離島を巡る俺達は一昔前でいうところのバックパッカーだ。一方、高級リゾートの宿泊客はキューバあたりのリゾート地で華麗に任務を遂行するジェームズボンドのような小奇麗なイデタチ。もちろんボンドガールを連れている(汗)
俺達とは吸ってる空気と飲んでる水が違うな。
うーむ、富裕層と呼ばれる方達ですね(^^;;
とりあえず微妙な違和感を感じながら俺達は小浜島へ到着した。
をぉ、迎えのバスもハイソじゃないか(笑)
と、ここで泊まる予定の宿「うふだき荘」さんから連絡が入った。
http://kohama52.ti-da.net/
うふだき荘:
急用が入ってしまったため、申し訳ないけど知人の宿を紹介するから、そちらを利用してねー。
おれたち:
あ、そうですかぁ、残念ですけど了解でーす。
ということで突然に宿が変わることになった。
最初に予約していた宿も民宿。紹介された宿も民宿。まったく気にすることなく紹介された宿へ向かった。
そして着いた宿は・・
汚ねぇ(笑)
ここから先は悪口を書くわけではない。親しみをこめて紹介したい。
おばあはやさしくて人が良い。そしてとてもあたたかい気持ちになれる宿だ。
おばあから「上の階(2階)の好きな部屋を使ってねー」と。
うはー、どの部屋も汚ねぇ(笑)
すべてにうっすらと埃と砂が・・(笑)
洗面所手前の天井は抜けてるし(笑)
俺達は先ずほうきと雑巾を探した(笑)
そして一番キレイそう(掃除がラクそう)な部屋に決め、掃き掃除から始めた。
畳、廊下、リビングのようなスペースのソファ。どれもが数週間も吹きっさらしにしていたように埃と砂が積もっている。
ソファは座らないから諦めた。とりあず廊下と畳はキレイに掃除した。そして嫌な予感がして押入れの布団を引っ張り出してみた。
干してねぇしシーツも洗ってねぇ(汗)
もう笑うしかない(笑)
そこに追い討ちをかけるように友達のカバンから何か一匹飛び出した。
Σ( ̄◇ ̄;! ゴキブリ!
なんでカバンにゴキブリが入ってるよ?黒島から連れてきたんか??
っつーか素手で掴んで部屋の中に投げるなっつーの!(汗)
急いで部屋にあった殺虫剤を吹きまくる。
なかなか死なねぇ・・
って、アリ用じゃねーかこの殺虫剤...orz
もう踏んだり蹴ったりである(汗)
ってか離島の民宿って面白すぎる。島旅てサイコーだ(苦笑)
潔癖症な人にはキビシイかも。でもこれも離島の旅の楽しいトコなんだけど(^^;;
腹を抱えて笑いまくった俺達は自転車を借りて島内をぷらぷらしに出かけた。