斎場御嶽へ行く前に必ず立ち寄りたいウローカー
さっきの女子はあざまサンサンビーチで降りた。久高島に行くのかな?
声は可愛かった、声は・・(遠い目)
軽く心の折れた俺wを乗せたバスは斎場御嶽入口に到着。
ウローカーへ向かう
乗客は3人しかいなかったけどその全員が降りるようだ。そして3人とも千円札から両替して支払っている。よって降車にしばらく時間がかかるw
那覇BTから斎場御嶽入口までの運賃は¥810だ。路線バスなのに高けー、しかも誰もそんな小銭持ってねーというわけでみんなが両替するのだw
バスから降りた俺は今走ってきた国道331号線を400mほど戻る。目指すはウローカーだ。
ウローカーの「ウロー」は「うらんばる」を差す。「カー」は泉や井戸を指し、「ガー」と言われることもある。「うらんばる」は地名の「ウラン原」かな?
ウローカーは琉球王国時代に斎場御嶽へ入る者が泉の水で身を清めた場所だ。よって俺もそれにならって斎場御嶽に入る前にウローカーへ寄ることにしている。別に水をかぶるわけではないが、手を合わせてここまで来れたことのお礼と挨拶ぐらいはしておきたい。注:御祈りでも願掛けでもなくご挨拶。
国道から少々歩きづらい小道を登っていくと数十メートルでウローカーが見える。敏感な人はこの辺りから空気が変わることを感じる、らしい。
さらにウローカーの前まで来るとあたりはしんと静まり返るのを感じる、らしい。
ついでにここらあたりから腕時計を左手から右手に付け替える。理由は御嶽はそもそも男子禁制だからだ。琉球王国時代に参拝する国王ですら何かしらの女装をしたそうだ。
なーにいってんだよタダの観光地だよ観光地ぃΨ(`∀´)Ψ
まぁそうなんだけど、よそ様の土地なわけだし「郷に入れば郷に従え」ってね。
ところでこのウローカー、なぜ斎場御嶽側からアプローチせずに国道からアプローチするのか?なんて疑問を持ったあなたは鋭い。
実は斎場御嶽の入り口となるウジョウグチからアプローチする道があったのだが、これが台風でめちゃめちゃになっちまって通行禁止になっているのだ。ここ3年近く放置されてるっぽい。代わりに通行禁止の垣根ができたw なんか違うぞ南城市。
ということは、ウローカーの存在を知りつつも、その行き方を知らないがためにこれを省略して斎場御嶽を参拝する方が多いと。
だから観光地だし男子もばりばり入ってるしパワースポットだし昔のシキタリとかナラワシとか無視していーんじゃね?Ψ(`∀´)Ψ
でもきっと神様は見てるよ。
世界遺産に登録されたことで守られるものと失われるものがあるってことか。
実際、ウローカーは茂みの中にあるにもかかわらず、誰かが草刈りや掃除をしている痕跡があるし、参拝もされている。ここを大切に守っている人たちがいるんだね。昔からのシキタリに倣って斎場御嶽へ入りたいと俺は考えるけど。